術士アブラメリン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/21 10:05 UTC 版)
「ワード・スクエア」の記事における「術士アブラメリン」の解説
もしワード・スクエアでの「単語」が本当の単語である必要がないのなら、いくらでも大きなサイズの発音可能な文字の組み合わせが可能である。以下に示す 12×12 の文字配列は『術士アブラメリンの聖なる魔術の書』のヘブライ語による手稿の中に見え、「神から与えられ、アブラハムに伝えられたもの」とされている。英訳版が出たのは時代が下ってからである。これは第3巻・9章の "square 7" だが、同書は完全だったり不完全だったりする「スクエア」に満ちている。 I S I C H A D A M I O N S E R R A R E P I N T O I R A A S I M E L E I S C R A T I B A R I N S I H A S I N A S U O T I R A R I B A T I N T I R A D E M A S I C O A N O C A P E R U N O I B E M I M I L I O T A B U L E L I N E N T I N E L E L A O T I S I R O M E L I R N O S I R A C I L A R I これらのどの「単語」にも出典・説明が無いため、このスクエアは正式なワード・スクエアであるための現代的基準を満たしていない。現代の研究によれば、索引が付けられた語・句を使ってオーダー12のワード・スクエアを構成するのは、たとえ多数の言語を動員したとしても根本的に不可能であろうとされている。しかしながら、辞書の単語を自由に組み合わせた句を使ってよければ、この大きさの英語のワード・スクエアを作るのは比較的容易である。これらはやはり真のワード・スクエアとはみなされないが、National Puzzlers' League(英語版) の刊行する "The Enigma" や他のパズル雑誌に、「何か違う(Something Different)ワード・スクエア」として掲載されたことがある。
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