グリモワールにおけるアスモデウス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 14:31 UTC 版)
「アスモデウス」の記事における「グリモワールにおけるアスモデウス」の解説
悪魔学によると、彼は元が激怒と情欲の魔神のためか、キリスト教の七つの大罪では色欲を司る。悪魔になる前は智天使だったとされる。 グリモワールのひとつ『ゴエティア』では悪霊の72人の頭目の一人に挙げられている。アマイモン配下の東方の悪魔の首座で、72の軍団を率いる序列32番の大いなる王とされる。 姿かたちは牛・人・羊の頭とガチョウの足、毒蛇の尻尾を持ち、手には軍旗と槍を持って地獄の竜に跨り、口から火を噴くという。姿を見ても恐れずに敬意を払って丁寧に応対すれば非常に喜び、指輪やガチョウの肉をくれたり、幾何学や天文学などの秘術を教えてくれるという。 『術士アブラメリンの聖なる魔術の書』によると、ラビの一部は、アスモデウスはカインの子孫であるトバルカインとその妹ナアマの近親相姦によって生まれたと考えた。
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