血波
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/24 02:09 UTC 版)
血波(けっぱ)はカイトの使う武天眼流の中核にあたり、この物語全体のキーポイントとなる。 血の波動を使うと説明され、血中酸素を一気に増やし心臓を急激に動かす。血波は心臓を自由に動かせることを要求される。 一般的に成人の最大心拍数は「220-年齢数」程度であるといわれるが、血波を使うときは1分間に500回も心臓を動かすことが可能である。逆に作中では座ったまま白目を剥き、心音を確かめたマナに死んでいると思わせたこともあり、そのときは脈拍を5分間に1回と抑えている。マナがカイトの心臓に炎唾連掌による心臓へのショックを与える直前に起き上がり、休んでいただけだと反論しているため修行により心拍のコントロールを平常化している描写がある。 剛の血波(ごうのけっぱ) 心臓の爆発的な鼓動で打ち出された血の勢いが、大きな振動を起こすと説明している。心臓をコントロールすることで心臓をギリギリまで膨張させ集まった大量の血液を一気に収縮させて体内に流す。それにより血管を通して体表に現れる脈動を力に変えて相手に放つ。作中では拳空などがこの血波の利用方法となると思われる。 瞬の血波(しゅんのけっぱ) 心臓をものすごいスピードで動かしてそこから打ち出される血の波動と説明している。剛の血波とは逆に心臓を高速運動させることにより血を細かく振動させることによって高い熱振動を起こして熱を持たせる。相手に触れれば血管を通して相手の体の中を分子レベルで熱することが可能としている。作中では電子レンジと同じ原理と語られる。作中では雷焼、沸奢などがこの血波の利用方法となると思われる。
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