血書五部大乗経とは? わかりやすく解説

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血書五部大乗経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/03 05:58 UTC 版)

崇徳天皇」の記事における「血書五部大乗経」の解説

『保元物語』にある五部大乗経存在を語る唯一の史料は、以下の記事である。 『吉記寿永2年1183年7月16日崇徳院讃岐において、御自筆をもって五部大乗経を書かしめ給ひ、件の経奥に、理世後生の料にあらず、天下滅亡すべきの趣、注し置かる。件の経伝はりて元性法印のもとにあり。この旨を申さるるにより、成勝寺において供養せらるべきの由、右大弁をもって左少弁光長に仰せらる。彼怨霊得道せしめんがためか。… 内容は、後白河五部大乗経存在聞いて弁官供養のための願文起草することを命じたのである。この時期怨霊鎮魂のため、菅原道真の例に倣い崇徳を神として祀るきとする意見出されいたものの、実現には至っていなかった(『吉記寿永元年6月21日条)。それから程なく後白河神祠崇徳院廟)の建立命じ院宣下している(『玉葉寿永2年8月15日条)。崇徳崩御して19年経過してから経典出てくるのは不自然であり、経典実物見た人もいないことから、血書五部大乗経は存在しなかったとする説もある(山田雄司崇徳院怨霊研究思文閣出版2001年)。

※この「血書五部大乗経」の解説は、「崇徳天皇」の解説の一部です。
「血書五部大乗経」を含む「崇徳天皇」の記事については、「崇徳天皇」の概要を参照ください。

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