蠅王(ヴェルゼブブ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 02:23 UTC 版)
「疾風伝説 特攻の拓」の記事における「蠅王(ヴェルゼブブ)」の解説
湘南の暴走族。自らを「蠅の王」と自嘲した来栖によって立ち上げられた新興の族。メンバーは、来栖が強引に仲間に引き入れた拓を含めて現在、2人。特攻服もまだ出来ておらず腕章のみ存在する。懇意のたまり場は、カフェ「黒夢」。 来栖 奈緒巳(くるす なおみ) 初代「極悪蝶」の頭。後に「蝿王(ヴェルゼブブ)」を名乗る。女の子と見間違えるような容貌に反して、湘南では有名な"凶悪小僧"として畏怖されている。過去に「邪王」の襲撃から母校を守るため、校庭にガソリンを撒いて敵を壊滅させるが、守ったはずのクラスメイトから逆に恐れられ、「見えないくん」として扱われた経験を持つ。そのトラウマは彼の心を深刻に蝕み、自分の単車以外誰も信用しなくなった彼は、無軌道とも言える暴力を繰り返すようになる。鑑別所で来栖と知り合った鰐淵が彼の更生を試みるも、最終的に来栖の心を直接救ったのは、最後まで彼を信用し続けた拓であった。 表面的にはマー坊に似て無邪気な子供のような性格だが、上記の理由から非常に暴力的。その点は拓によって立ち直ってからも変わってはいない。アイスピックを愛用の武器とするが、素手による戦闘力も高く、作中ではマー坊や秀人を相手に互角に渡り合った。拓とは晴れて友人となるが、「爆音小僧」のメンバーの前で拓を「蠅王」に引き入れたり、「拓の友達」という言葉に嫉妬して大珠と乱闘になるなど執着心を抱いている。"上等文句"は「天罰」。また、鰐淵から聞いた「不運(ハードラック)」というフレーズも気に入り多用している。 愛車はカナリアイエローのMACHIII。
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