藤堂(山田)藍子 - 寺本純菜(第1部)、柳沢なな(第3部)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/24 04:27 UTC 版)
「娼婦と淑女」の記事における「藤堂(山田)藍子 - 寺本純菜(第1部)、柳沢なな(第3部)」の解説
紅子の義妹。貧しい暮らしで小さい時から体が弱く、結核に侵され、寝たきりになっていた。卵入りのお粥が好物。一時は回復するも、紅子の逮捕で清瀬家からの援助がなくなったことにより、家族とともに長屋を追われた後、和子が女手一つで働き、結核の療養所に入っていた。和子の死後、療養所で出会った陽平に養ってもらいながら共に暮らし、陽平へのお返しをするために娼婦となった。一家が行方不明となった後、結核の病状が悪化し亡くなったとされたが、戦後、娼婦となって働いていたところを偶然紅子と再会。しかし紅子のせいで苦しい生活を強いられ、母親が死んだことを勝手に逆恨みしている。紅子の幸せを壊すために、真彦と瓜二つである陽平と共謀する。10歳の時から藤堂が好きで、「清風庵」で働きながら、紅子から子供たちや藤堂を引き裂こうとするが失敗。だが陽平から紅子と寝たことを聞き、言葉巧みに藤堂を誘惑して肉体関係を持ち、紅子に挑発的な態度を取る。藤堂に別れを告げられ、紅子への復讐のために「麻莉亜」で働き始め、眞一に麗華が太一を殺したことを告げるが、藤堂に諭され、麗華に謝罪。その後、紅子と陽平への憎しみを再び募らせるが、紅子や陽平に対する自らの想いが膨らみ、紅子にこれまで紅子を苦しめたことを謝罪し、紅子と和解。しばらくして陽平との子供を妊娠したことに気づき、藤堂に一緒に育てたいと伝えるが、陽平のところへ行けと切り捨てられる。地下牢で咳き込んでいる陽平を目にして、その異変に気づく。そして紅子に妊娠のことや、陽平が結核を再発し余命わずかだということを話し、助けを求める。藤堂が毒薬を飲んで死のうとしたことを知り、自分さえいなければ苦しまなくて済むと代わりに死のうとしたが、陽平に止められる。10年後には藤堂と一緒になり、出産した陽一を一緒に育てている。
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