落下物による弊害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/06 16:04 UTC 版)
街路樹は自然に、もしくは強風・積雪・病害などで落下物を落とすことがある。葉・枝・実・雪(サクラなどは花びらも)などの落下物は、人(特に交通弱者、高齢者・身体障害者・視覚障害者など)・車両(自転車・オートバイなど)・車いす・ベビーカー等のスリップ・つまずき・転倒や、落下物の直撃などの事故の原因になることがある。それら落下物は、道路沿いの家屋の雨樋や排水口などを詰まらせたり、冠水の原因になることもある。また、枯れ葉は可燃物であり火災や延焼の原因になることがある。落ち葉に放火される事件も各地で起こっており、投げ捨てられたタバコの火などが原因で発火する場合もある。このようなことから、こまめに清掃することが望ましいが、それは道路沿いに住む人々への負担となってしまうことになり、落葉期に住居の前や敷地内などに毎日飛んでくる落ち葉の掃除に苦労している人もいる。また、自動車や自転車などが走る道路の清掃には危険も伴う。高所の雨樋の清掃は、業者に頼むと費用がかかり、自分で行うと危険を伴うことにもなる(雨樋の清掃を公費で行うには高額な費用などが問題になる)。
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