落下地点の分布
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 14:59 UTC 版)
一般に隕石雨の落下領域は楕円形になり、その長径は隕石の突入方向を向くことが知られている。しかし、つくば隕石の破片は、一辺が 8 - 9 km 程度の三角形の地域に落下した。特に、つくば市上横場から同市上広岡へ至る東北東―西南西の線上(前述の三角形の一辺をなす)と、つくば市観音台の農林省研究団地周辺に落下地点が集中しており、特に前者には 40 g 以上の大きな破片が多く落下した。これは空中で破裂した隕石のかけらが、上空の強い偏西風により東南東へ流されながら落下し、軽い破片ほど遠くへ飛ばされたためと考えられる。
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