落下の危険性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/11 07:54 UTC 版)
2012年1月末、NASAは、RXTEは2014年から2023年の間に制御不能状態で落下し、1/1,000の確率で人に被害を与える可能性があることを明らかにした。このリスクは、NASAの人工衛星再突入時に容認しているリスク(1/10,000)よりも10倍高い値であり、2011年秋に落下騒動を起こしたUARSの1/3,200、ROSATの1/2,000よりも高い値となる。この衛星は1995年12月に打ち上げられたもので、NASAの軌道上デブリに関する最初のガイドラインが作成される4か月前であった。なお、RXTEは軌道変更のための推進薬を搭載していない衛星のため、軌道投入後も再突入の制御を行うことはできない状態であった。 ただし、この衛星の軌道傾斜角は23度と低いため、中高緯度地域へ落下することはない。
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