荒処の沼入り梵天行事
| 名称: | 荒処の沼入り梵天行事 | 
| ふりがな: | あらどころのぬまいりぼんでんぎょうじ | 
| 種別1: | 風俗習慣 | 
| 保護団体名: | 荒処沼入り梵天保存会 | 
| 選択年月日: | 1983.12.16(昭和58.12.16) | 
| 都道府県(列記): | 秋田県 | 
| 市区町村(列記): | 横手市醍醐字荒処 | 
| 代表都道府県: | 秋田県 | 
| 備考: | 所在地が同一都道府県内のもの(このデータは種別1から移行しています) | 
| 解説文: | 我が国には、梵天を、祭りの際の頭屋【とうや】の標識としたり、神幸【じんこう】の先頭に捧持したりして神の依り代とする習俗が広く分布している。 醍醐の荒処に伝わる梵天行事は、村の灌漑用水をまかなってきた通称弁天沼へ、過去一年間の新婚者、家屋を新築した者、子どもが出生した者など青壮年者たちが褌一本の裸体姿で一団となって入り、ほぼ決まりの位置に梵天をすえつけて奉納するものである。俵梵天と特称する梵天を捧持し、沼の中に奉納する内容は、菅江真澄の『雪の出羽路』に記載するところと酷似しており、よく古風をとどめている。 農作業が本格化する時期に先がけ、用水の恩恵に浴している村人が沼入りして梵天を奉納するこの行事には、豊作祈願と家内安全の願いがこめられており、地域的特色のあるものとして記録保存しようとするものである。 | 
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