英語のアラビア文字表記法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/17 05:41 UTC 版)
「アラビア文字化」の記事における「英語のアラビア文字表記法」の解説
欧米言語は多くの国でそのまま音訳されて使われる傾向が強く、これはアラビア語圏も例外とは言えない。とくに最近はインターネットも普及し、コンピューター用語やニュースなどで用いられる経済・時事用語には顕著に見られる。 アラビア文字も英語で用いられるラテン文字も、起源は同じであり、どちらも表音文字である。このため、一部のアラビア語化した語を除けば、ほとんどがアルファベットを1文字ずつアラビア文字に置き換える方法でアラビア文字表記は行われている。例: ويكيبيديا (Wikipedia、ウィキペディア) 以下に英語に用いられるラテン文字とアラビア文字の置換表を示す。 A,aB,bC,cD,dE,eF,fG,gH,hI,iJ,jK,kL,lM,mأا ب كثس د ي ف جغ ه يإ جغ ك ل م N,nO,oP,pQ,qR,rS,sT,tU,uV,vW,wX,xY,yZ,zن وؤ بپ قك ر س ت و فب و زكس ي ز thphثذ ف また、-eで終わる無読音を含む語の場合、 تليفون (telephone、テレフォン)のように、その文字の置換をしないことがある。 語尾が-rや-erで終わる名詞の場合、rは كومبيوتر (computer、コンピューター)のように ر (ラー)に置換されるが口語では英語のように長母音として発音することが多い。また、英語に比べてアラビア語の母音は極めて少ないが、 إنترنت (Internet、インターネット)なども口語では英語同様の発音が行われている。 このほか、語尾が-yや-ierなどで終わる名詞や副詞的名詞の場合、 تكنولوجية (technology、テクノロジー)のように ة (ター・マルブータ)を伴うことも多い。 ا (アリフ)が用いられることもあるが、いずれにしても文法上は女性形として扱われる。
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