花獣形態
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 13:59 UTC 版)
当初はごく普通の薔薇であったが、次第にG細胞の影響が現れ始め、白神の研究所で抗核エネルギーバクテリアの資料を盗み出そうとしていたアメリカ企業のバイオメジャーのエージェント2人とサラジア共和国のエージェントによる銃撃戦中、テロリストの1人を触手などで絞殺し、壁を突き破って失踪する。 その後、芦ノ湖に巨大な薔薇の花を咲かせた植物が出現する。ビオランテの変貌したそれは、現れたゴジラを相手に口のついた根を巻き付けて戦うも、ゴジラの放射熱線によって焼かれて炎上し、一旦は黄金の胞子となって空に消滅する。周囲の霧は、ビオランテの急成長に伴って温度が上がったため、発生したと分析される。 根を触手のように操ることができ、その先には牙の生えた動物のような口がついている。また、根を束ねた壁を前面に立てて防御態勢をとる。猛火や高熱には非常に弱く、ゴジラの放射熱線の直撃によって2回炎上している。なお、この形態ではその場から動けない。 スーツアクターは竹神昌央。 生頼範義による花獣形態を描いた初期ポスターは、前年に開催された「花の万博」をイメージしていた。 芦ノ湖で霧に包まれて佇んでいるという描写は、単なる巨大なバラではキャラクターが弱いため、逆光によってシルエットを見せることでファンタジックさを演出するとともに、湖面への照明機材の映り込みを避ける意図もあった。セット自体も、アオリ気味で撮影するためにあえて狭く作られた。 小林による初期案では、ビオランテの花粉によって人間が植物化し、増殖していくという設定であった。
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