色絵牡丹文水指〈仁清/〉
主名称: | 色絵牡丹文水指〈仁清/〉 |
指定番号: | 2548 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1993.06.10(平成5.06.10) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 工芸品 |
ト書: | |
員数: | 1口 |
時代区分: | 江戸 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 肩に稜をつけた棗【なつめ】形をなす轆轤【ろくろ】成形の水指で仁清が創出した独特の器形である。器表には腰まで細かい貫入【かんにゆう】のある、なめらかな半失透の白釉を掛けて下地とし、そこに金・銀・赤・緑・黒で上絵付をきわめて入念になしている。中国陶磁の窓絵の構図に倣いながらも、文様は巧みに和様化され、胴の四方には格狭間【こうざま】形の窓に牡丹図を構図を変えて表現している。窓絵の土坡【どは】と霞を表した金泥は切箔のごとく表現され、地文様の花菱とともに蒔絵風の趣を生み出している。底部左側中央に「仁清」の大印が捺される。 優美な姿に仁清の色絵技法が存分に発揮され、華やかで洗練された趣が横溢しており、仁清の色絵水指を代表する優品として重要である。丸亀藩京極家伝来。 |
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