船舶用の遭難信号を制定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/11 07:46 UTC 版)
1904年(明治37年)1月7日、マルコーニ国際海洋通信会社が遭難信号CQDを制定したが、これは同社の社内符号であり他の無線会社には関係しない。1905年(明治38年)4月1日、ドイツ無線電信条例が施行され、その第4条に遭難信号SOSが盛り込まれた。 1906年(明治39年)11月3日、第一回国際無線電信会議において世界共通の遭難信号SOSが採択され、1908年(明治41年)7月1日に発効した。しかし他社とは交信しない方針のマルコーニ社は自社の社内符号CQDを1912年(明治45年)の、タイタニック号沈没事故まで使い続けた。ホワイト・スター・ライン所属のタイタニック号に船舶局を開設していたのはマルコーニ国際海洋通信会社だった。
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