興福寺南円堂諸仏
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/06 14:37 UTC 版)
不空羂索観音像(国宝) 四天王像(重要文化財) - 現在は中金堂に安置。 法相六祖像(国宝) 以上の諸仏は、治承4年(1180年)の平重衡の南都焼き討ち後の再興像で、文治5年(1189年)に完成した。興福寺は藤原氏の氏寺だが、中でも南円堂は藤原氏一門の崇敬が篤く、氏の長者の九条兼実が南円堂諸仏の復興に深く関わっていることは、兼実の日記『玉葉』から知ることができる。 寺伝と、室町時代に六祖像を模した「興福寺蔵法相曼荼羅図」に付された名称が食い違いがある。像の中には台座に銘がある作が3体あり、これらと照合すると法相曼荼羅の名称の方が正しいと考えられる。以下に前者に寺伝、後者を法相曼荼羅における名称を記す(台座名があるものには#)。善珠-善珠#、神叡-基操、常騰-行賀#、玄賓-常騰、行賀-信叡、玄昉-玄賓。興福寺文化財のサイトに画像あり(外部リンク)。
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