自然地理と地質
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/12/28 14:22 UTC 版)
「アナランデル郡 (メリーランド州)」の記事における「自然地理と地質」の解説
アナランデル郡はボルチモア市の南に位置している。アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は587.90平方マイル (1,522.7 km2)であり、このうち陸地415.94平方マイル (1,077.3 km2)、水域は171.96平方マイル (445.4 km2)で水域率は29.25%である。 郡の境界の多くは水域で規定されている。東にはチェサピーク湾があり、はっきりした半島を形成しているその海岸線も多くの入り組んだ川と湾が造られている。その中で大きなものは北からマゴシー川、セバーン川、サウス川、ウェスト川である。パタクセント川が西のプリンスジョージズ郡との境になっている。ディープランがハワード郡との北西部郡境となり、ライアンズ・クリークが南のカルバート郡との郡境になっている。北のパタプスコ川はボルチモア郡との郡境だが、この川より南にあるブルックリンとカーティスベイの地区は1918年にアナランデル郡からボルチモア市に譲渡された。 アナランデル郡は当初、パタクセント川とパタプスコ川(主流と南支流)の間、上流はパーズリッジの水源まで全ての土地を領域に含んでいた。この長い土地の北西部は後にハワード郡となり、その境界は大西洋岸滝線の近くを走ることになった。その結果、アナランデル郡の大半は大西洋岸平原にあり、ハワード郡はほとんどピードモント台地の上にあることになった。 郡内の標高はチェサピーク湾岸やその入り江の海面から、西部の滝線近く、海抜300フィート (90 m) まで変化している。地形はほとんど平坦であるか穏やかなうねりを伴っているが、高度が高い地域を水路が切り開いた場所では高さのある岸や崖ができている。 ピードモント台地の限られた範囲を除いて、先カンブリア時代から古生代初期の変成岩が地盤となり、その上に白亜紀初期から完新世のものとされる砂利、砂、泥、粘土が厚く積もっている。これら堆積物の大半は層を成していないが、特にパサデナ地域では砂岩の層がある。
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