臨床研究登録制度とは? わかりやすく解説

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臨床研究登録制度

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 15:09 UTC 版)

治験」の記事における「臨床研究登録制度」の解説

従来臨床試験その実中に詳細公表されることなく結果報告時点その実要領合わせて明らかにされることが多かったため、「都合の良い結果出たものだけが論文発表され、そうでないものが表に出てこない」(出版バイアス可能性指摘されてきた。そのため、試験実施者にとって都合の悪そうな情報最終段階まで研究されない、あるいは研究されても報告されない、という倫理的問題指摘されてきた。 また、参加施設事前に計画参加した医療機関限られたため、広く治験への参加呼びかける広報活動が困難であった。 これらの背景受けて医学雑誌編集者国際委員会 (ICMJE) は2004年9月に「生医学雑誌への投稿のための統一規定 (Uniform Requirements for Manuscripts Submitted to Biomedical Journals: Writing and Editing for Biomedical Publication)」を提唱し医学雑誌投稿され臨床試験について事前にプロトコル手順書)の登録・公開義務付けるように各誌呼びかけた。これを受けて北米・欧州日本複数臨床試験登録機関発足し日本国内でも2005年より大学病院医療情報ネットワーク (UMIN) や(財)日本医薬情報センター (JAPIC) による運用始まり、翌2006年には日本医師会同様の取り組み行っている。 登録に際して必要な情報は各登録機関の間で大きな差異はないが、登録する研究の対象範囲情報公開用いられる言語種類などにそれぞれ特徴がある。

※この「臨床研究登録制度」の解説は、「治験」の解説の一部です。
「臨床研究登録制度」を含む「治験」の記事については、「治験」の概要を参照ください。

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