翅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/05 02:55 UTC 版)
翅は左右2枚ずつあり、レース模様を具えるのは上部の半翅鞘(hemielytron 複:hemielytra)である。半翅鞘は小室(areola 複:areolae)に分かれ、半透明や透明なものが多いが、透明な小室の一部が黒色に変化して翅に模様を形作るものもある。半翅鞘はいくつかの区画に分けられる。腹部を包むように中央で楕円形を成す部分を円板部(discoidal area)、翅同士が交差している一帯を縫合部(sutural area)、翅の外側を周縁部(costal area)、周縁部と円板部の間の部分を亜周縁部(subcostal area)とそれぞれ呼ぶ。種によっては周縁部の外側に狭周縁部(stenocostal area)を持つものもいる。これらの区画は種特異的であり、「小室が最大~列となる」といった表記で同定の指標として使われることが多い。翅は後方で重なっているものが多いが、末広がりとなって交差しない種もいる。
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翅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/17 02:25 UTC 版)
成虫は、活動範囲を広げること、及び繁殖相手を効果的に探し出せるように、大抵の昆虫は成虫時に翅を持っている。したがって、翅の完成をもって成虫と判断することが一般には可能である。中には翅を持つ仲間にあっても、成虫が翅を持たない種もあり、そのようなものは、成虫であるかどうかの判断が難しくなる。逆に、翅が発達しても成体でないのがカゲロウ類の若虫で、翅が完成した後に、もう一度脱皮して成虫になる。
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