羊蹄山(北海道)
1898m 北緯42度49分36秒 東経140度48分41秒 (世界測地系)


概 要
羊蹄山は北海道南西部に位置し、尻別川を挟んで西にはニセコがある。 羊蹄山は、標高1898mの円錐形の成層火山で、山頂には直径700mの火口、山体西北西斜面には北山火口をはじめとする側火口、山麓には富士見火砕丘をはじめとする火砕丘が分布する。 火山体の東、北、西部は尻別川が作る標高180~270mの沖積面に囲まれる。 羊蹄山の活動は、約5~6万年前から開始し、活発に軽石や火山灰、溶岩流を繰り返し噴出し、火砕流や山体崩壊も発生させた。 最新期は側火山の活動が中心で、南火口(標高1050m)から噴出した南火口溶岩流の下位の材片の年代測定値から、おおよそ過去1万年以降に噴火活動があったと考えられる。 現在、噴気活動は認められない。
最近1万年間の火山活動
有史の噴火活動は知られておらず、現在、噴気活動は認められない。 最新期は側火山の活動が中心で、南火口(標高1050m)から噴出した溶岩流は、下位の材片より約1万年前の年代測定値が得られている(宇野、1989)。
記録に残る火山活動
固有名詞の分類
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