縫う

デジタル大辞泉

ぬ・う〔ぬふ〕【縫う】

読み方：ぬう

［動ワ五（ハ四）］

１ 糸を通した針を布地などの裏表に交互に刺して進める。また、そのようにして布地などをつなぎ合わせたり、衣服などを作ったりする。「裾のほつれを—・う」「カーテンを—・う」

２ （「繍う」とも書く）刺繍(ししゅう)をする。縫い取りをする。

「地獄絵を—・うた襠(うちかけ)の裳を」〈芥川・きりしとほろ上人伝〉

３ 傷口を針と糸でとじ合わせる。縫合する。「五針も—・う怪我(けが)」

４ 槍や矢などが刺し貫く。

「白犬が一頭、たかうすびょうの矢に腹を—・われて」〈芥川・偸盗〉

５ 事物や人々の狭い間を抜けて進む。「雑踏を—・って進む」「間隙を—・う」

[可能] ぬえる

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

縫う

出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 13:24 UTC 版)

和語の漢字表記

縫 う

1. 「ぬう」を参照。

Weblio日本語例文用例辞書

「縫う」の例文・使い方・用例・文例

• 布を何針か縫う
• その道は山の中を縫うように走っている
• シャツを何針か縫う。
• 彼女は自分自身の服を全部自分で縫う。
• 彼女は自分の服を縫うのに絹糸を使った。
• 彼女は糸を通した糸で縫う。
• 船は島々の間を見えつ隠れつして縫うように進んで行った。
• 船は島の間を縫うように進んだ。
• その上手な運転手は車の列を縫うように車を走らせた。
• 怪我自体はなん針か縫う程度だそうです。
• 彼女はびっしり詰まった車の合間をオートバイで縫うように進んでいった.
• カーテンを縫う.
• (けがをした)人の額を 3 針縫う.
• ほころびを縫う.
• 糸で縫う.
• 迷路を縫うようにして通っていく.
• 私は人込みの中を縫うようにして出口へ向かった.
• 車は裏通りを縫うようにして走っていった.
• 酔っぱらって私はふらふらと家に向かって[人込みの中を縫うように]歩いていた.
• 一本の小道が森を縫うように通っている.