編曲の数々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 04:14 UTC 版)
「ヴォカリーズ (ラフマニノフ)」の記事における「編曲の数々」の解説
ヴァイオリンとピアノのデュオ版(M. Press編曲) Roxana Pavel Goldstein (Vn)、Monica Goldstein (P) この音声や映像がうまく視聴できない場合は、Help:音声・動画の再生をご覧ください。 ラフマニノフの『ヴォカリーズ』は作曲者の生前から非常に人気が高く、さまざまな形に編曲されてきた。 管弦楽伴奏つき合唱版:ノーマン・ルボフ版とウォルター・ストッフ版。 管弦楽伴奏つきソプラノ独唱版:アルカーディ・ドゥベンスキー版。 管弦楽版:ラフマニノフ本人の編曲版(ホ短調)。ほかにモートン・グールド版、クルト・ザンデルリング版とホセ・セレブリエール版。 ピアノ独奏版:少なくとも、アラン・リチャードソン版、コチシュ・ゾルターン版、アール・ワイルド版の3種がある。ワイルド版は、19世紀ヴィルトゥオーソのトランスクリプションの伝統を引いた華麗な編曲で知られており、リチャードソン版は、原曲に装飾や音域移動を施している。コチシュ版は、中間部までは原曲に忠実であるが、再現部になって装飾変奏や和声の変更が加えられる。コチシュ版に関して、田部京子が独自の解釈で、リチャードソン版に似た、より単純な再現部にアレンジして演奏、録音している。コチシュ版は、ラフマニノフ自身の「チャイコフスキーの子守唄」の編曲様式(1941年)を意識的に踏襲している。 2台ピアノ版:ヴィトヤ・ヴロンスキー版 ヴァイオリン独奏版(ピアノ伴奏):ヤッシャ・ハイフェッツ版(ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ編曲によるチェロ版は、ハイフェッツ版の再編曲) チェロ独奏版(ピアノ伴奏):ヴォルフラム・フーシュケ版 コントラバス独奏版(ピアノ伴奏):オスカー・ツィメルマン版(ホ短調) フルート独奏と管弦楽伴奏版:チャールズ・ガーハート版 サクソフォーン版:ラリー・ティール版 ファゴット版:レナード・シャロウ版 トランペット版:ロルフ・スメドヴィグ版 トロンボーン版(ピアノ伴奏):クリスティアン・リンドベルイ版 テルミン版:クララ・ロックモアの録音 シンセサイザー版:冨田勲の録音 無伴奏声楽版(混声合唱):ボリス・テヴリン(Boris Tevlin)指揮による録音
※この「編曲の数々」の解説は、「ヴォカリーズ (ラフマニノフ)」の解説の一部です。
「編曲の数々」を含む「ヴォカリーズ (ラフマニノフ)」の記事については、「ヴォカリーズ (ラフマニノフ)」の概要を参照ください。
- 編曲の数々のページへのリンク