総平均法
総平均法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 03:40 UTC 版)
総平均法(Weighted-Average method)では、合計金額を総数で割って総平均単価(Average unit cost)を算出し、これに期末に残っている個数を掛けることで期末棚卸資産(Ending Inventory)とする方法である。 計算例 期首棚卸資産(Beginning Inventory)が個数200個で5,000,000円分あった。当期仕入(Purchases)は6/20に20,000円の物を200個、10/18に29,000円の物を250個をそれぞれ購入しており、合計で11,250,000円分であった。(20,000×200+29,000×250=11,250,000) 総平均単価 = 期首棚卸資産(5,000,000円) + 当期仕入れ高(11,250,000円) 期首棚卸資産の個数(200個) + 当期仕入れの個数(450個) = 25,000円 総平均単価が求められれば、あとは売上数量と期末棚卸資産の数量に総平均単価を乗ずれば、売上原価と期末棚卸資産の金額が求められる。 売上原価 = 総平均単価 × 売上数量 = 25,000×400 = 10,000,000 期末棚卸資産 = 総平均単価 × 期末棚卸資産の個数 = 25,000 × 250個 = 6,250,000 または = 期首棚卸資産+仕入れ-売上原価 = 5,000,000+11,250,000-10,000,000 = 6,250,000 数量期首棚卸資産 200 400 売上原価 仕入 450 250 期末棚卸資産 金額期首棚卸資産 5,000 10,000 売上原価 仕入 11,250 6,250 期末棚卸資産 単位:個 単位:1000円
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