総の舞【フサノマイ】(食用作物)
登録番号 | 第11583号 | |
登録年月日 | 2004年 1月 13日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | 総の舞 よみ:フサノマイ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 千葉県 | |
品種登録者の住所 | 千葉県千葉市中央区市場町1番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 小山豊、和田潔志、西川康之、林玲子、渡部富男、長島正、星野徹也、加藤茂宏 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「白妙錦」に「中部72号」を交配して育成された固定品種であり、育成地(千葉県佐原市)における成熟期は早生の早、大粒で心白がやや多の醸造向きの水稲、粳種である。草型は偏穂重、稈長は中、細太は太、剛柔はやや剛、葉身毛茸の有無と多少は中、止葉の直立の程度はやや立、葉身及び葉鞘の色は濃緑である。穂長はやや短、穂数はやや少、粒着密度及び穂軸の抽出度は中、穂型は紡垂状、穎毛の有無と多少は中、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄である。芒の有無と多少は稀、芒長は極短、芒色は黄白-黄である。玄米の形はやや円、大小は大、色沢は中、精玄米千粒重は大、玄米の見かけの品質は上の下、光沢はやや良、心白の多少はやや多、大小はやや大、腹白の多少は極少、胴割の多少はやや少である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は早生の早、障害型耐冷性は強、穂発芽性は極難、耐倒伏性はやや強、脱粒性は難、収量は中である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-i、穂いもちほ場抵抗性は強、葉いもちほ場抵抗性は中である。「若水」と比較して、穂長が短いこと、成熟期が早いこと等で、「コシヒカリ」と比較して、精玄米千粒重が大きいこと、耐倒伏性が強いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成5年に千葉県農業試験場(現千葉県農業総合研究センター、佐原市)において、「白妙錦」に「中部72号」を交配し、7年に雑種第4代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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