網走国定公園
網走市を中心とするオホーツク海に面した海岸一帯の海跡湖群と、海岸草原などからなる。特に網走より北側では視界内に高い山がなく、海岸も能取のとろ岬付近以外は砂浜で、ただ縹渺(ひょうびょう)たる草原と水面が広がる。風景が垂直方向の重なりを持たず、主として水平方向の広がりだけからなる、いかにも東北海道らしい公園である。
網走湖は湖畔に樹林を巡らすが、サロマ湖、能取湖、濤沸(とうふつ)湖は周辺に草原が広がり、夏にはエゾスカシユリ、ハマナス、ヒオウギアヤメなどの花々が咲き競う。能取湖畔の卯原内(うばらない)など塩湿地にはアッケシソウがあり、秋には一面に赤い絨毯を敷き詰める。また、厳冬季には海面は流氷で埋め尽くされ、風景はいっそう厳しさを増す。
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