統計の地域差とは? わかりやすく解説

統計の地域差

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 05:59 UTC 版)

年齢主義と課程主義」の記事における「統計の地域差」の解説

国勢調査データ都道府県別のものもあるため、地域による差が分かる。この表のように、16歳上の小中学生については、最高の東京都が0.62%、最低の香川県が0.27%と2倍強の差である。このことは、私立学校集中している地域でもそうでない地域でも大きな差はないことを意味し公立学校ある程度学齢超過者が在籍していることも示す。一方19歳上の高校生については、最高の東京都が5.24%、最低の山形県が1.70%と3倍強の差であり、小中学生り地域差は大きめである。なお、かつて高校受験浪人が多いとされた県は、現在では特に高年齢生徒が多いわけではなく、この数値には表れていない(ただし、学校基本調査過年度生統計では、その県に多いとの傾向見え場合もある)。 小中学生高校生とも、全域より人口集中地区、また郡部より市部高年齢生徒が多い傾向があり、このことが都市部の多い都道府県の方が数値が高いという結果に結びついている可能性がある。 国勢調査では全体的に新しい年度ほど高年齢生徒割合多くなっているが、沖縄県例外的な傾向を持つ。2000年度統計では全国平均とあまり差がないが、1990年度1980年度統計では、全国平均よりも高年齢生徒割合目に見えて高い。沖縄県では1975年3月中卒者のうち、高校受験浪人(定義は志願者のうちの不合格者)が18.2%と多く日本平均が1.6%なので10倍以上の差があった。その後徐々に本土レベルに近づいていき、現在ではこの状況はあまり見られなくなっているものの、現在でも沖縄県高校入学者過年度生率は他県よりかなり高い。

※この「統計の地域差」の解説は、「年齢主義と課程主義」の解説の一部です。
「統計の地域差」を含む「年齢主義と課程主義」の記事については、「年齢主義と課程主義」の概要を参照ください。

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