統治と教育
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/20 01:54 UTC 版)
チュララチャモントリとはシャイフ・アルイスラームの称号である。同称号はアユタヤ王国のソンタム王が、シェイフ・アフマドを仕官に任命した時に初めて使用した。その後現在のイスラム教組織管理法(1997年)により、首相の助言の下国王により任命されることとなった。 チュララチャモントリは国内のあらゆるイスラム教の問題に取り組んだり、政府機関に同教の問題について助言する権限を有するが、死亡すれば返上される他、首相の助言の下国王により罷免される。 また、ムスリムの中から国王により任命される、少なくとも5名の評議員から構成されるタイ中央イスラム教協議会(CICOT)がある。CICOTはイスラム教の問題に関して首相や内務省に助言を行う。総裁はチュララチャモントリが勤める。この他、県イスラム教協議会が相当数のムスリム系少数民族がいる県に存在。 イスラム教教育機関への財政支援や一部モスクの建築支援、メッカへの巡礼への財政支援など、政府とムスリム共同体との間の結び付きがある。 タイイスラム銀行などのイスラム銀行のみならず、初等、中等を問わず数100校ものイスラム教学校もある。市場に出回っている食品のほとんどは、誰が食べるかに関係無くハラールの認可を受けている。
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