給食無償化住民投票不成立・市長職辞任
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 03:05 UTC 版)
「呉世勲」の記事における「給食無償化住民投票不成立・市長職辞任」の解説
2011年になり野党民主党が小中学校の全児童・生徒に対する学校給食を無償化することを議会にて決議。呉はこれを「福祉ポピュリズム」であるとして反対し、所得の少ない半数を無償化する無償給食調停案を発表。市民による住民投票に委ねられた。開票が実施される基準となる投票率33.3%を越すために投票を促し、住民投票実施を前にした21日には投票が成立しなかった場合には市長職を辞任する旨を表明し、投票成立に全力を傾けた。しかし、8月24日の住民投票では野党民主党や市民団体が投票ボイコットを呼びかけたこともあり、投票率は25.7%にとどまり投票成立要件の3分の1に達せず、住民投票は無効となった。このため呉は市長辞職を表明。住民投票不成立と呉市長の辞任は、2012年に行われる総選挙、大統領選挙を控えているハンナラ党にとって打撃となった。住民投票不成立の責任をとって市長を辞任した呉世勲の後任を決める補欠選挙は10月24日に行われたが、漢江ルネサンス事業やデザインソウル事業など呉世勲が市長として取り組んできたプロジェクトの実施を危ぶむ声もある。
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