組織および手続き
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/12/10 14:41 UTC 版)
「コリカ (イベント)」の記事における「組織および手続き」の解説
通常、コリカは10日間にわたって行われる。第1回のコリカは1980年に開始され、それ以降毎回、リレーはバスク地方の広い範囲をカバーするのに努めつつ、異なるルートを通ることとしている。リレーは夜間も止まることなく続けられ、約60万人の人々が参加する。 バスク語振興を目的としたファンドレイジングのために、リレーのコースは1キロごとに特定の個人または団体に「販売」され、購入者は自らの購入した区間でリレーのバトンを持って走ることができる。走者(コリコラリ)は、第1回コリカからの伝統である木製のバトン(テスティゴ)を受けわたす。このバトンには、イクリニャによる装飾が付されている。第1回コリカで使用されたバトンは、Remigio Mendiburuによりデザインされたもので、サン・セバスティアンのサンテルモ美術館に保管されている。現在使用されているバトンは、彫刻家Juan Gorritiによりデザインされたものである。毎回、コリカの主催者らはバトンに秘密のメッセージを入れており、バトンが多数のバスク語話者の手から手へと受け渡されたのち、コリカの最後に、メッセージが読み上げられる。様々な組織・団体が、バスク語振興のための団体であるAEKを支えるのみならず、バスク語自体を支えるためにコリカの区間を「購入」していることから、バトンを受け渡すことは名誉なことであると考えられている。 先頭走者のすぐ後ろの走者は、コリカのスローガンを記載した横断幕を掲げて走ることとなっており、このスローガンは毎回異なるものとなっている。コリカは非常に楽しく、競争をしないというスピリットで行われるものであり、音楽やファンファーレを伴っており、沿道は見物客で賑わう。毎回のテーマソングが、回ごとに異なった著名なアーティストにより作曲されている。コリカの開催期間中は、エウスカルツァインディアの支援のもと、バスク語振興のための様々な文化的活動が行われる。
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