終電ちゃんとは
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 01:56 UTC 版)
作中では終電ちゃんの素性は語られることが無い。なぜなら本作の世界では終電ちゃんは「いるのが当たり前の存在」であるため誰も疑問を持たず、説明する必要も無いからである。 鉄道に関するアイテムを持つ幼女の姿をしており、何年たっても同じ姿で成長することはない。それぞれの鉄道路線に容姿や性格が異なる終電ちゃんが存在し、終電の屋根に乗車して各駅で乗客に対応する。一度終電に乗った客全員の名前を記憶しており、半世紀ぶりに出会った相手も見間違えることは無かった(#8)。他の終電ちゃんと区別する場合は「●●線の終電ちゃん」と呼ばれるが、当人たちは終電ちゃんという呼び名は使わず、互いを「●●線」と呼んでいる。50年前のエピソードでは中央線の終電ちゃんが「終電に座ってたから終電ちゃん」と呼ばれて戸惑っているため(#8)、それ以降に愛称として定着したらしい。 劇中で登場する列車は基本的に終電のため、終電以外の列車が運行している間に何をしているかは描かれない。ただし、電車の運行が終わった後の描写はあり、車両の屋根の上に布団を敷いて寝ていたり(#0)、ラーメン屋台(#12)やスナック(#26)などで過ごしたりといったオフの時間が存在する。年末年始の終夜運転で終電が存在しない時期を利用して、各路線の終電ちゃんが旅館に泊まるエピソードも存在する(#18)。また、京成電鉄キッズフェスタでは真昼の開催にもかかわらず、終電ちゃんたちが運営に参加している(#29)。風邪をひいてダウンしたこともあるため病気にもかかる模様(#15)。 通常は駅員や運転手と協力して終電を運行しているが、非常時には遠隔で非常ブレーキを操作したり(#3)、無人の車両を屋根の上から操作して特別列車を運行することも可能である(#0,#14,#27)。
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