終身独裁官就任とは? わかりやすく解説

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終身独裁官就任

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 16:20 UTC 版)

ガイウス・ユリウス・カエサル」の記事における「終身独裁官就任」の解説

元老院派武力制圧して、ローマで支配権確固たるものとしたカエサル共和政改革着手する属州民に議席与えて定員600名から900名へと増員したことで元老院機能権威低下させ、機能不全に陥っていた民会護民官単なる追認機関とすることで有名無実化した。代わって、自らが終身独裁官就任紀元前44年2月)し、権力1点集中することで統治能力強化図ったのである。この権力集中システム元首政プリンキパトゥス)として後継者オクタウィアヌス(後のアウグストゥス)に引き継がれ帝政ローマ誕生の礎ともなる。 紀元前44年2月15日ルペルカリア祭の際にアントニウスカエサル王の証ともいえる月桂樹奉じたものの、ローマ市民からの拍手はまばらで、逆にカエサル月桂樹押し戻した際には大変な拍手であった数度繰り返した所、全く同じ反応であり、カエサルはカピトル神殿月桂樹捧げるように指示したという。共和主義者はこの行動カエサル君主政志向し表れ判断したまた、カエサルは「共和政ローマは身も形もなく、名のみの夢幻の如くなり」「注意せよ我が言はすなわち法なり」などと発言したとされる。これら伝えられるカエサル振る舞い言動、そして終身独裁官としての絶対的な権力対しマルクス・ユニウス・ブルトゥスガイウス・カッシウス・ロンギヌス共和主義者共和政崩壊危機感抱いた

※この「終身独裁官就任」の解説は、「ガイウス・ユリウス・カエサル」の解説の一部です。
「終身独裁官就任」を含む「ガイウス・ユリウス・カエサル」の記事については、「ガイウス・ユリウス・カエサル」の概要を参照ください。

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