級数法(年数総和法)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 09:27 UTC 版)
級数法(Sum of the Years' Digits method, SYD)は、耐用年数から経過年数を差し引いた残存耐用年数を分子とし、その期までの残存耐用年数の合計(初項を1、項数と末項を残存耐用年数とした等差数列の総和のこと)を分母とした数値に、取得原価(Cost)から残存価額(Salvage value)を引いた要償却額を乗じて、その期の減価償却費を算出する償却法であり、加速度的減価償却法の一つである。 償却期間の早い時期に大きく償却することで利益を圧縮できるという特徴がある。年間の減価償却費は、取得原価と減価償却累計額との差額に償却率を乗じて求める。 経過年数をn とすれば、減価償却費は以下の数式で求められる。 減価償却費 = ( A 0 − A u ) × u − n 1 2 u ( u + 1 ) {\displaystyle (A_{0}-A_{u})\times {\frac {u-n}{{\frac {1}{2}}u(u+1)}}}
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