精液の量
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 04:43 UTC 版)
射精液の液量は平均3.5ミリリットル、ティースプーン程度だが個人差も大きく、約0.2 - 6.6ミリリットルと幅がある。数滴しか出ない場合や逆にこれを超える例もあり、長期間射精しなかった場合13ミリリットルに達することもある。射精後、精嚢に精液が満たされるのに2 - 3日間かかるため、前回との射精間隔が2 - 3日未満だとその液量は少なくなる。 個人差はあるが、4日以上経つと精液は夢精として自然排出されるか、体内でタンパク質として吸収される。3日目まで蓄積された精子は、精液の量に反して活性が低い。精子の生存期間は温度など条件により約1 - 21日間である。 射精の勢い 精液の出る勢いについては、立って真横に射精した場合、数十センチから1メートル近くにも及ぶ。通常は17.5 - 25センチメートル、長期の禁欲後では90センチメートル以上に達することもある。ただし、前回の射精からの間隔が短い場合には、陰茎から沁み出すようにして射精する例もある。 ピークを迎える年齢 造精能力がピークを迎えるのは15歳 〜 16歳頃、性欲の強さに影響するとされるテストステロンのレベルがピークを迎えるのは19歳頃であり、この時期には射精量も特に多い。 また、部活動などで他の年代と比較して一日の運動量も多い傾向にあり、尿道括約筋も強いため、エミッションの段階でより多くの精液を溜めることがで圧力も高くなり、射精の勢いも良くなる。 産生能力は20歳を超える頃から徐々に低下していき、35歳や40歳を超える頃から急激に低下する。
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