粘液を吐くとは? わかりやすく解説

粘液を吐く

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/04 00:48 UTC 版)

ユカタヤマシログモ」の記事における「粘液を吐く」の解説

ヤマシログモ科クモ特徴は、クモ類唯一口から粘液を吐くことである。神話伝説アニメ、特撮などに登場するクモ由来キャラクターには、口から糸を吐くものが多数あるが、現実クモ腹部末端糸疣から糸を出す。しかし、この科のクモは口からも粘液を出す能力があり、それを粘糸のかたまりのような形で吹き出すことができる。小さな昆虫のような獲物を見つけると、適当な距離まで近づき、そこから粘液吹き付ける。糸は投網のように広がって飛び出すため、昆虫基盤上に張り付けられて身動き取れなくなる。そこに食いついて捕らえのであるまた、創作上クモは糸を吹き出すようにする例が多いが、現実クモは足で引き出すものがほとんどで、吹き出す種はほかにナガイボグモ科があるくらいで、この点でも架空のクモキャラクターそのものである。なお、他のクモを餌として捕らえることもよくあるらしい。 実際にクモ目の前が糸で張り付けされるの観察されるが、それだけでは口から粘液吐いたことの証拠にはならない。しかも、粘液を出す行動はごく一瞬のうちに行われる1936年日本初めてこの行動観察され当初は、そのような理由で口から出されたとは考えられず、腹部の下から前へ飛ばすと報告された。翌年には糸疣から糸射出するのは考えられないとの疑問出て、口から粘液が出ることが確認された。このクモ毒腺前後二分され、前が毒腺後半が糊腺となっており、周囲発達した筋肉囲んでいる。 なお、海外ではそれ以前から粘液を吐くことが知られており、Spitting Spider(スピッティング・スパイダー)と呼ばれる

※この「粘液を吐く」の解説は、「ユカタヤマシログモ」の解説の一部です。
「粘液を吐く」を含む「ユカタヤマシログモ」の記事については、「ユカタヤマシログモ」の概要を参照ください。

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