米空軍・海軍
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「UH-1 (航空機)」の記事における「米空軍・海軍」の解説
1963年6月、ベル社は、アメリカ空軍向けの基地用汎用ヘリコプターとして、UH-1Fの契約を獲得した。これは、モデル 204Bを元にしているが、米空軍の運用要求に応じた小改正を加えたものである。その最大の変更点はエンジンであり、陸軍・海兵隊向けの機体がいずれもライカミング T53シリーズを搭載していたのに対し、UH-1Fでは、ゼネラル・エレクトリック社製のT58-GE-3(出力 1,250hp/932kW)が採用された。これは、空軍が既に運用していた戦闘捜索救難機であるHH-3Eと共通化するための措置であった。UH-1Fの引き渡しは1964年9月から開始され、計146機が生産されたほか、練習機型であるTH-1Fも27機が生産された。また、のちには武装攻撃に対応して、20機がUH-1P仕様に改修された。 また、アメリカ海軍も短距離救難機として、HH-1Kを採用した。これはモデル 204Bをベースに、強力なT53-L-13エンジンを搭載するとともに、電子機器を海軍仕様としたもので、1970年より引き渡しが開始され、27機が生産された。また、回転翼練習機としてTH-1Lが90機、汎用機としてUH-1Lが8機生産された。
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