等距離文字列法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/03 15:36 UTC 版)
意味があるメッセージを抽出する主な方法は、等距離文字列法(ELS)である。 テキストからELSを取得するには、始点(原則として、任意の文字)とスキップする数(負数を含む自由な数)を選択する。次に、始点から開始して、指定されたスキップ数で等間隔をおいてテキストから文字を選択する。たとえば、"This sentence form an ELS. "(「この文章はELSを形成する」の意味)というテキストから、-4のスキップ数(4文字ごとに逆読み)でスペースと句読点を無視して文字を選択すると、選択された文字は"This sentence form an ELS. "の太字部分となる。太字部分を逆から読むと、"safest"(「最も安全」)という単語が現れる。 多くの場合、あるトピックに関連する複数のELSは、「ELS文字配列」で同時に表示することができる。これは、各行に正確に同じ数の文字を使用したグリッドにテキストを書き出し、次に、行と列それぞれにスキップ数を指定して文字を選択することで得られる。図の例では、欽定訳聖書の創世記26章5-10節が1行あたり21文字で示されており、"Bible"(聖書)と"code"(暗号)というELSが現れている。 上記の例は英語のテキストであるが、聖書の暗号の支持者は通常ヘブライ語の聖書のテキストを使用する。宗教上の理由から、ほとんどのユダヤ人の支持者はトーラー(創世記-申命記)のみを使用する。
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