第9の哨戒 1943年11月
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「スカルピン (SS-191)」の記事における「第9の哨戒 1943年11月」の解説
11月5日、スカルピンは9回目の哨戒でシーレイヴン (USS Searaven, SS-196) 、スピアフィッシュ (USS Spearfish, SS-190) 、アポゴン (USS Apogon, SS-308) とウルフパックを組んでトラック近海に向かった。折りしもギルバート諸島攻略のガルヴァニック作戦が発動され、作戦の障害となる日本艦隊を待ち伏せて攻撃するため、スカルピン以下の潜水艦は、スカルピンに乗艦した第44潜水隊指令ジョン・P・クロムウェル大佐の指揮下、ウルトラ情報(英語版)に基づいてトラック諸島出入り口の各水道を哨戒することとなっていた。スカルピンは11月7日にジョンストン島で燃料を補給した後に、指定された海域に到着した。11月29日にクロムウェル大佐に対して任務が命じられたが、スカルピンからの応答は無かった。命令は48時間後に繰り返されたが、やはり応答は無く、スカルピンは12月30日に喪失が推定され、1944年3月25日に除籍された。スカルピンの最後の哨戒の詳細は、日本側の記録や戦後、捕虜収容所から解放された生き残りの乗組員によって明らかにされた。
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