第8周期以降
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/10 00:19 UTC 版)
詳細は「拡張周期表」を参照 この周期では原子番号121でg軌道電子によるgブロック元素が含まれると理論的には考えられているが、この周期以降の元素はIUPACで発見の認定がされていない未発見の元素であり、元素の系統名により仮名が附けられているのみで存在するかどうかも不明である。ただし魔法数により安定の島には比較的長寿命の核種があると期待されており探索のための実験が行われている。 理論では、原子番号173で原子核内の陽子による1s軌道電子の束縛エネルギーが電子の静止エネルギーの2倍に達する。このエネルギーから真空崩壊によって電子と陽電子の対生成が生じる可能性がある。2p軌道でも陽子数が185でこの臨界に達するとされる。このような状態がすでに我々が知る元素と呼ぶべきものかの議論があり、少なくとも電子殻を構成するような元素像は存在しないとされる。 参考 第8周期元素のIUPAC名称
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