第61回有馬記念とは? わかりやすく解説

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第61回有馬記念

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/16 03:39 UTC 版)

有馬記念 > 第61回有馬記念
第61回有馬記念
優勝馬サトノダイヤモンド
開催国 日本
主催者 日本中央競馬会(JRA)
競馬場 中山競馬場
施行年 2016年
施行日 12月25日
距離 芝2500m
格付け GI
出走条件 サラブレッド系3歳以上(国際)(指定)
負担重量 定量
天候
馬場状態
優勝馬 サトノダイヤモンド
優勝騎手 クリストフ・ルメール
優勝調教師 池江泰寿栗東
優勝馬主 里見治
優勝生産者 ノーザンファーム安平町
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第61回有馬記念(だい61かいありまきねん)は、2016年12月25日中山競馬場で施行された競馬競走である。3歳馬サトノダイヤモンドがゴール前で古馬キタサンブラックを差し切り優勝した。

映像外部リンク
2016 有馬記念
レース映像 jraofficial(JRA公式YouTubeチャンネル)による動画

ファン投票の結果

11月19日から12月4日までファン投票が行われ、11月24日に第1回中間発表、12月1日に第2回中間発表、12月4日に最終発表が行われた。最終の有効投票総数は1,543,464票だった[1]


以下の表において出走馬は灰色の枠で表示する。

  • 最終順位上位20頭[1]
最終順位 馬名 性齢 第1回 第2回 最終 出否
票数 順位 票数 順位 票数
1位 キタサンブラック 牡4 32,923 1 80,679 1 137,353 出走
2位 サトノダイヤモンド 牡3 29,989 2 72,192 2 117,192 出走
3位 ゴールドアクター 牡5 26,272 3 63,922 3 105,327 出走
4位 マカヒキ 牡3 22,678 6 54,836 5 86,266 回避
5位 マリアライト 牝5 22,756 5 54,369 6 85,897 出走
6位 ディーマジェスティ 牡3 23,593 4 53,633 4 81,934 回避
7位 モーリス 牡5 14,628 7 35,624 7 58,205 回避
8位 リアルスティール 牡4 11,631 8 32,211 8 51,474 回避
9位 サウンズオブアース 牡5 7,705 13 22,663 11 47,716 出走
10位 シュヴァルグラン 牡4 9,303 11 24,124 9 45,919 出走
11位 ラブリーデイ 牡6 9,535 9 23,360 10 37,240 回避
12位 ルージュバック 牝4 8,205 12 21,143 12 33,728 回避
13位 クイーンズリング 牝4 9,359 10 20,956 13 32,881 回避
14位 エアスピネル 牡3 7,657 14 18,974 14 29,625 回避
15位 ミッキークイーン 牝4 6,294 17 16,449 15 28,109 出走
16位 レインボーライン 牡3 5,338 20 14,718 18 27,397 回避
17位 ロゴタイプ 牡6 6,381 16 15,628 16 26,071 回避
18位 メジャーエンブレム 牝3 7,128 15 15,598 17 24,650 回避
19位 ヴィブロス 牝3 6,119 18 13,482 19 21,184 回避
20位 ミッキーアイル 牡5 1,004 41 9,549 23 19,932 回避
  • 最終登録を行った馬のうち、最終順位21位以下で100位までに入った馬の順位[1]
最終順位 馬名 性齢 第1回 第2回 最終 出否
票数 順位 票数 順位 票数
30位 アドマイヤデウス 牡5 2,943 27 6838 30 11,311 出走
32位 アルバート 牡5 2,247 30 5,365 33 10,771 出走
39位 サトノノブレス 牡6 1,247 38 3,011 39 5,144 出走
43位 ヤマカツエース 牡4 565 52 1,701 53 4,377 出走
44位 ヒットザターゲット 牡8 960 43 2,473 42 4,265 出走
53位 デニムアンドルビー 牝6 366 52 1,286 57 3,088 出走

レース施行前の状況

各競走の結果

施行日 レース名 着順 競走馬名
05月01日 第153回天皇賞(春)(GI) 1着 キタサンブラック
2着 カレンミロティック
06月26日 第57回宝塚記念(GI) 1着 マリアライト
2着 ドゥラメンテ
09月25日 第62回オールカマー(GII) 1着 ゴールドアクター
10月01日 第95回凱旋門賞(G1) 14着 マカヒキ
10月09日 第67回毎日王冠(GII) 1着 ルージュバック
10月10日 第51回京都大賞典(GII) 1着 キタサンブラック
10月23日 第77回菊花賞(GI) 1着 サトノダイヤモンド
2着 レインボーライン
10月30日 第154回天皇賞(秋)(GI) 1着 モーリス
2着 リアルスティール
11月06日 第54回アルゼンチン共和国杯(GII) 1着 シュヴァルグラン
11月13日 第41回エリザベス女王杯(GI) 1着 クイーンズリング
2着 シングウィズジョイ
11月27日 第36回ジャパンカップ(GI) 1着 キタサンブラック
2着 サウンズオブアース
12月03日 第50回ステイヤーズステークス(GII) 1着 アルバート
第52回金鯱賞(GII) 1着 ヤマカツエース

施行直前の状況

本競走には2015年の菊花賞、2016年の天皇賞・春ジャパンカップを制したキタサンブラック、3歳馬ながら古馬に挑んできた2016年の菊花賞馬サトノダイヤモンドの2頭が人気を2分した(前者は2.7倍、後者は2.6倍)。また、前年の覇者で2016年のオールカマーを制したゴールドアクターも出走、7.9倍の3番人気に推された。

また、2015年のエリザベス女王杯や2016年の宝塚記念勝ち馬マリアライト、2015年の牝馬二冠馬であるミッキークイーンと、5頭のGI馬が出走した。

その他、2016年の阪神大賞典アルゼンチン共和国杯を制したシュヴァルグラン、同年の金鯱賞の勝ち馬で、重賞4勝のヤマカツエース、2015年の日経新春杯日経賞の勝ち馬アドマイヤデウス、2015年と2016年にステイヤーズステークスを連覇したアルバート、2013年のフローラステークスローズステークスの勝ち馬デニムアンドルビー、2016年の福島記念勝ち馬マルターズアポジー、同年の中日新聞杯鳴尾記念など重賞4勝のサトノノブレス、2015年目黒記念など重賞4勝のヒットザターゲット、2013年の目黒記念の勝ち馬ムスカテールと14頭の重賞馬が出走した。

重賞制覇こそないものの前年の有馬記念で2着、GIを含む重賞で7回の2着を誇るサウンズオブアース、1600万を勝ちあがってきたサムソンズプライドも出走を果たした。

出走馬と枠順

2016年12月25日 第5回中山競馬第9日目 第10競走
天気:晴、馬場状態:良、発走時刻:15時25分

負担重量は4歳以上牡馬・セン馬57kg、4歳以上牝馬及び3歳牡馬55kg

枠順は公開抽選会として、BSフジで生中継で行われて決められた。
枠番 馬番 競走馬名 斤量 騎手 調教師 オッズ(人気) レーティング 枠順抽選順番
1 1 キタサンブラック 牡4 57 武豊 清水久詞 2.7(2人) 123L 13番目
2 ゴールドアクター 牡5 57 吉田隼人 中川公成 7.9(3人) 119L 15番目
2 3 ムスカテール 牡8 57 中谷雄太 友道康夫 202.3(16人) -- 4番目
4 ヤマカツエース 牡4 57 池添謙一 池添兼雄 32.6(8人) 111I 11番目
3 5 サムソンズプライド 牡6 57 横山典弘 杉浦宏昭 180.3(14人) -- 10番目
6 サウンズオブアース 牡5 57 ミルコ・デムーロ 藤岡健一 8.7(4人) 118L 3番目
4 7 マルターズアポジー 牡4 57 武士沢友治 堀井雅広 83.1(12人) 105I 1番目
8 ミッキークイーン 牝4 55 浜中俊 池江泰寿 21.9(7人) 111M 9番目
5 9 ヒットザターゲット 牡8 57 田辺裕信 加藤敬二 189.6(15人) 111 14番目
10 アドマイヤデウス 牡5 57 岩田康誠 橋田満 51.5(9人) 116I 8番目
6 11 サトノダイヤモンド 牡3 55 クリストフ・ルメール 池江泰寿 2.6(1人) 120L 12番目
12 サトノノブレス 牡6 57 ヴァンサン・シュミノー 池江泰寿 155.2(13人) 112I,L 6番目
7 13 デニムアンドルビー 牝6 55 ミカエル・バルザローナ 角居勝彦 71.0(11人) -- 2番目
14 シュヴァルグラン 牡4 57 福永祐一 友道康夫 16.2(5人) 117L 5番目
8 15 アルバート 牡5 57 戸崎圭太 堀宣行 68.0(10人) 113E 7番目
16 マリアライト 牝5 55 蛯名正義 久保田貴士 19.3(6人) 116L 16番目

レース結果

レース展開

スタートは各馬まずまず揃った。先頭に立ったのは7番のマルターズアポジーだったが、誰も競り掛けずに単騎逃げの格好となった。単独2番手にキタサンブラック、その後ろに前年の覇者ゴールドアクターが付けた。1番人気サトノダイヤモンドは中団に位置を取った。レースは依然マルターズアポジーが先頭のまま進むも、前半1000mタイムは61秒とスローペースな展開となり、向こう正面で後方の馬の手綱が動き始める。中団のサトノダイヤモンドは3コーナーあたりから一気にまくり、先頭集団に並びかけた。最終コーナーでキタサンブラックが先頭に立つと、そのまま押し切りを図るも、外からサトノダイヤモンドが並びかけ、更に後ろからゴールドアクターもやってきており、前は3頭が抜け出す展開となった。キタサンブラックの脚色は鈍らず、先頭を維持するも残り100mほどのところでサトノダイヤモンドが一気に脚を伸ばし、キタサンブラックをクビ差差し切り優勝した。勝ちタイムは2分32秒6であった。

レース着順

着順 馬番 競走馬名 タイム 着差 上がり3ハロン
1 11 サトノダイヤモンド 2:32.6 35.5
2 1 キタサンブラック 2:32.6 クビ 35.8
3 2 ゴールドアクター 2:32.7 1/2馬身 35.7
4 4 ヤマカツエース 2:32.9 1馬身1/4 35.1
5 8 ミッキークイーン 2:33.0 クビ 35.8
6 14 シュヴァルグラン 2:33.1 1/2馬身 35.7
7 15 アルバート 2:33.3 1馬身1/2 35.3
8 6 サウンズオブアース 2:33.4 1/2馬身 35.8
9 13 デニムアンドルビー 2:33.4 クビ 35.7
10 16 マリアライト 2:33.6 1馬身1/2 36.2
11 10 アドマイヤデウス 2:33.6 ハナ 36.3
12 9 ヒットザターゲット 2:34.1 3馬身 36.1
13 12 サトノノブレス 2:34.8 4馬身 37.8
14 3 ムスカテール 2:34.9 1/2馬身 37.1
15 7 マルターズアポジー 2:35.0 1/2馬身 38.3
16 5 サムソンズプライド 2.35.6 3馬身1/2 38.0

データ

ハロンタイム 6.8-11.3-12.0-11.9-12.1-13.4-12.8-12.9-11.8-11.7-12.1-11.7-12.1
1000m通過タイム 61.0秒(マルターズアポジー)
上がり4ハロン 47.6秒
上がり3ハロン 35.9秒
優勝馬上がり3ハロン 35.5秒
上がり最速 35.1秒(ヤマカツエース)

払戻

単勝 11 260円
複勝 11 120円
1 120円
2 200円
枠連 1-6 330円
馬連 1-11 440円
馬単 11-1 770円
3連複 1-2-11 1050円
3連単 11-1-2 3940円
ワイド 1-11 200円
2-11 450円
1-2 420円

テレビ・ラジオ中継

本レースのテレビ・ラジオ放送の実況担当者

脚注




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