第44回総選挙への対応
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党結成前の2004年(平成16年)に執行された第20回参院選の北海道選挙区に無所属で出馬した鈴木宗男代表は、当選には及ばなかったものの48万5382票を獲得しており、このことから新党大地は比例北海道ブロックで1議席の確保が見込まれていた。政党要件を満たさない政治団体が同ブロックに名簿を提出するためには2人以上の名簿登載者が必要であり、鈴木が同ブロックから出馬する場合でも、少なくとももう1人候補者を擁立する必要があった。 また中川昭一(自民党)の地盤である北海道第11区や武部勤(同)の地盤である北海道第12区に鈴木を候補者として送り込むという案も浮上したが、政党要件を満たしていない新党大地の候補者には重複立候補が認められないため、鈴木の議席を確保するという点ではリスクが大きかった。 そこで鈴木を比例北海道ブロックの名簿単独1位に据える安全策を採り、党副代表の多原香里を同2位、同じく党副代表の田中いづみを同3位に登載した。また道内の小選挙区では最も有権者数の多い北海道第1区に党副代表の秋元正博を擁立した。 なお概要の項で述べたように松山千春のヒット曲「大空と大地の中で」を党のテーマ曲として採用していたため、この曲を電話の保留音などに使っていた松山の故郷の足寄町役場では、新党大地の応援と誤解されかねないとして曲を変更することになった。また、同年9月4日放送予定の「NHKのど自慢」(島根県出雲市にて収録)において、出場者の一人が「大空と大地の中で」を歌っていたため、同番組の放送が延期された。さらにNHKのBS2にて同年9月10日に放送予定だった「おーい、ニッポン、私の好きな北海道」も、番組中で同曲が使用されるため、生放送から録画に切り替えて、同年10月1日に放送することで対応した。
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