第4曲:レンミンカイネンの帰郷
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「レンミンカイネン組曲」の記事における「第4曲:レンミンカイネンの帰郷」の解説
楽器編成:ピッコロ2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン4、トランペット3、トロンボーン3、テューバ、ティンパニ、大太鼓、トライアングル、タンブリン、シンバル、鐘、弦5部 演奏時間:6~7分 物語:『カレワラ』第15章に基づいている。レンミンカイネンの母と妻キュッリッキが暮らす家の柱にかけた刷毛が突然血を噴いた。それはレンミンカイネンが、自分が死んだらここから血が流れる、と言って柱に掛けていったものであった。母親はポホヨラの老婆から、息子がトゥオネラの白鳥狩りに出かけたことを聞き出すと、トゥオネラ川に向かった。しかし途中で太陽から、息子は殺されて死者の国に運ばれたと聞かされる。母親は鍛冶屋に大きな熊手を作ってもらい、トゥオネラ川からバラバラになった息子の死体を掻き集めた。神に祈りながら体を並べ直し、ミツバチに頼んで手に入れた創造神の膏薬を塗ると、息子は息を吹き返した。レンミンカイネンは、それでもポホヨラの娘を得ようとするが、母親に諭され、故郷へと向かう。音楽は、この物語の最後の部分、蘇生後の帰郷を描いている。
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