第4の顔 「地底の太陽」(太古の太陽)
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「太陽の塔」の記事における「第4の顔 「地底の太陽」(太古の太陽)」の解説
このほか、地下空間も設けられており、そこにも「地底の太陽(太古の太陽)人間の祈りや心の源を表す」と呼ばれる第4の「顔」(直径3メートル、全長11メートル)が設置されていた。ただし、生命の樹同様万博終了後は閉鎖され行方不明となった。2009年には、40周年事業の一環として再展示することを目指し、情報提供が呼びかけられたが、2010年3月13日のEXPO'70パビリオンの開館には間に合わなかった。 その後も手がかりとなる情報はなく、引き続き情報提供が呼びかけられている。2019年に放送された「志村&所の戦うお正月」での調査では、解体業者の証言により1977年頃に神戸市立王子動物園内の兵庫県庁の施設に移設され、1984年に動物園内の県施設解体の際に解体時の廃材を夢洲へ埋め立てた可能性があるという経緯で夢洲への埋め立て説が提唱されている。 2014年7月30日、府の有識者会議は第4の顔を復元し2016年度末の公開を目指す意向を明らかにした。その後公開の期日は延期されたが、2018年の太陽の塔内部公開に合わせ2017年3月より復元を開始。復元には生命の樹の縮尺模型や太陽の塔などのフィギュア制作を担当した海洋堂が協力。元の図面は残っていないので、写真や関係者の聞き込みを元に制作した原型を3Dスキャンし拡大、美術評論家の意見を交え微調整して制作された。
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