第4の言葉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/11 03:19 UTC 版)
「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」の記事における「第4の言葉」の解説
「エロイ、エロイ、レマ、サバクタニ(わが神、わが神、どうして私を見捨てられたのですか。)」(マルコの福音書15章34節)「エリ、エリ、レマ、サバクタニ」(マタイの福音書27章46節)3時頃にキリストが大声で語った。大声と言うのは全地に響き渡っていくという意味がある。詩篇22篇と関連のある言葉である。神への呼びかけは、マルコでは「エロイ」、マタイでは「エリ」である。周囲の人々はエリヤを呼んでいると誤解した。多くの解釈では、詩篇22篇からの引用であるとしているが、より少数の解釈では、詩篇22篇からの引用ではなく、神がイエスを見捨てた事を指しているとしている。伝統的にはイエスが事実上、罪人の身代わりになって罪の裁きを受けたことを表す叫びと解釈される。イエスが神を「父」とは呼んでおらず、審判される側に立ち、自己を罪人と完全に一つにして、神の裁きを受けているとされている。
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