第3次合併
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/14 14:26 UTC 版)
1906年(明治39年)香川郡栗林村は県から隣接する東浜村と共に合併に関する諮問を受けたが、栗林村会は合併に対し時期尚早であり、合併に反対するという答申を県に申し入れた。そのため東浜村と共に高松市への合併は立ち消えとなった。 しかし15年後の1921年(大正10年)1月東浜村が高松市に合併(第2次合併参照)したことは栗林村を少なからず刺激し、村の世論も合併論に傾いた。そのような中、東浜村の合併を成功させた県知事佐竹は栗林村にも合併再諮問案を送った。そのため栗林村は村会を開き諮問案を検討した結果、全員異議無く合併を承認し、県へ答申した。一方の高松市も天下の名勝といわれた栗林公園が高松市になると沸き立ち、これも満場一致で賛成し県へ伝えた。そうして東浜村の合併から10箇月後の1921年(大正10年)11月1日、栗林村は高松市に合併された。 この合併で旧栗林村の地域は、栗林町、藤塚町、中野町、上之町、櫻町、楠上町、花宮町が新たに設けられた。 第3次合併当時の面積と人口自治体名人口(人)世帯数(世帯)面積(km2)人口密度(人/km2)首長香川郡栗林村7,574 1,654 1.94 3,904.1 井上正義 高松市54,825 12,649 7.85 6,984.1 佐野久宣 新高松市62,399 14,303 9.79 6,373.7 佐野久宣
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