第3号「彩」計画と中止
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「AsiaM」の記事における「第3号「彩」計画と中止」の解説
2010年12月17日、完成した『夢』の確認と、来年以降の方針を協議すべく木村直巳・御茶漬海苔の両名が台湾を訪問、その際の協議で2011年の発行とテーマを「彩」とする方針が決定された。 2011年3月、東日本大震災のチャリティーへの参加を巡り日本側の運営に問題が発生した。当初販売収益金はマンガによる国際交流へ活用すると、限定的な使用目的が企画書に明記されていたが、独断でチャリティー販売を行い、売り上げを東日本大震災で被害を受けた宮城県に寄付、またチャリティー目的のネット配信し収益を、津波被害を受けた石ノ森萬画館再建に活用しようとした木村直巳に対し、事務運営部よりチャリティーとはいえ同人誌原稿募集で明記した目的外使用となるため、著作権上の問題があることを指摘、著作権の保護が重視されない状態では協力できないとして事務運営が事実上機能停止する事態が発生した。この事態を受けて4月11日に「彩」の発行延期の通知文が日本側より各国に伝達された。その後日本側と事務運営部で当該問題の善後策が協議されたが、著作権問題を慎重に扱い、同人誌の目的外使用の場合は別途許諾を必要とする事務運営部と、震災支援という慈善活動であれば目的外使用であっても問題はないとする木村側の溝は埋まらず、6月18日に東京駅で行われた協議により事務運営部を担当していたスタッフは今後同人誌活動に参加しない方針が伝達された。既存の海外連絡業務ルートが失われたため運営方式の見直しが行われたが、アジア各国との連絡業務を担当するボランティアの手配が出来ず、当同人誌活動は事実上中止とされた。
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