第2段階: 戦闘潜水 (7週間)
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「Navy SEALsの選抜訓練」の記事における「第2段階: 戦闘潜水 (7週間)」の解説
BUD/Sの潜水訓練の段階は訓練を受けてきたSEAL志願者に戦闘水泳員としての資格を与える。この期間中、体力訓練も続けられ、さらに厳しい内容になる。第2段階は戦闘用のSCUBAの訓練を主とする。志願者は開放回路型(圧縮空気)と閉鎖回路型の2種類のSCUBAを学ぶ。また、基礎潜水医学と衛生技術訓練も行われる。特徴的な訓練として「溺死防止訓練」がある。両手と両足を縛られた状態で プールの底から水面まで20回、あるいは5分間往復する 5分間浮き続ける プールの浅い側へ50メートル泳ぎ、底に足をつかずに反転して反対側へ50メートル泳いで戻る 水中で前後に回転する プールの底にあるシュノーケルを口で回収する プールの底から水面まで5回往復する のような内容の訓練を続けて行うものである。 行動開始点から作戦地点への移動手段として潜水を用いるため、長距離潜水を訓練して志願者を一人前の戦闘水泳員にすることが訓練の目的である。これがSEALsと他のアメリカ軍の特殊部隊の相違点である。 ストレスが多く不快な環境下で成功する能力を持った志願者は第2段階でも比較的成功しやすいとされるがそれに対して水中が苦手な志願者はしばしば成功するのに苦労するため、この段階は個々の努力はもちろんであるが水中に対しての潜在的な能力も試されているといえる。
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