第2事故
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 11:24 UTC 版)
脱線停止中の貨物列車へ下り2117H列車が衝突(@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}21時36分40秒[要出典]) その数秒後、三河島駅で客の乗降を終えて定刻より4分遅れで発車した2117Hが287貨物列車の脱線現場に差し掛かった。運転士が非常制動処置を行ったが間に合わず、287貨物列車に約40km/hで衝突。前2両が上り線を支障する形で脱線・停止した。 この時点で2117Hでは、乗客25名が軽傷を負っただけだった。しかし、1 - 2両目の車両についてはパンタグラフが架線から外れたため停電し、乗客は1951年(昭和26年)の桜木町事故の教訓をもとに分かりやすく整備された非常用ドアコックを回してドアを開け、上り線側に降りて三河島駅に向って線路上を歩き始めた。また、6両目に乗車していた車掌は、運転士と連絡するために車内電話を操作したが応答がなかったので、車外に出て連絡を図ろうとしていた。 一方、現場近くの三河島駅信号扱所の係員は、事故発生を受けて下り本線の信号を停止現示に切り替えた上で三河島駅の助役に事故発生を連絡し、助役は常磐線の運転指令に事故発生を通知した。助役は関係箇所に事故発生を通知し、下り線の後続列車の運行を停止させたが、この時点では支障状況が確認されていなかった上り線へは、事故発生通知のみ行った。
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