第13巻 - 非感覚的実体とは? わかりやすく解説

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第13巻 - 非感覚的実体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/09 00:03 UTC 版)

形而上学 (アリストテレス)」の記事における「第13巻 - 非感覚的実体」の解説

第13巻(Μ) - 非感覚的実体(全10章第1章 - 「感覚的実体」の他に「不動永遠的・非感覚的な実体」が存在するか否か研究こうした実体として「数学的対象」と「イデア」が挙げられいるから検討する第2章 - 1.数学的対象」について。それらは感覚的事物の内にある特定の実体ではなく感覚的事物から離れて存する実体でもない第3章 - それらはただ抽離され思想中に存するのみであり、数学的諸学科は感覚的事物をただ数・大きさとして考察する。ただし数学「美」考察無関係であるという非難不当である。 第4章 - 2.「イデア」について。「イデア」が想定される至った理由。「イデア」説の由来ソクラテスは「普遍」を感覚的事物から離れて存するとはしなかった。「イデア」説批判 --- 「イデア」の想定感覚的事物存在理由説明にはある意味では「余計」であり、ある意味では「不足」である。 第5章 - 「イデア」説批判(つづき) --- 「イデア」の想定感覚的事物の「転化」を説明し得ない。 第6章 - 3.「数」を「感覚的事物から離れて存する実体」であるとし、「感覚的事物原因」だとする諸見解について。「数学的数」は比較可能である。「イデア」と「数学的数」を挙げるプラトン説と、「数学的数」のみ挙げるスペウシッポス説などの検討第7章 - プラトン数論、特に「エイドス」的な数について。 --- 各々の数を成す単位相互に比較可能であるならば、「数学的数」の他に「エイドス的数」はあり得ない第8章 - スペウシッポスピュタゴラス派実体としての「数」論にも、プラトン同様の難点がある。 --- いかにして「数」の諸単位が「不定の二」から生成し得ようか。数の系列は無限か有限か。「一」それ自体いかなる実体であり得ようか。 第9章 - 数学的対象、特に「点」「線」「面」「立体」など幾何学的対象生成原理に関する諸見解検討。「数」を「一」と「多」から生成するとする説や、「大きさ」を「一」と「多」から生成するとする説への批判。「エイドス的数」に対す批判総括。再び「イデア」論について --- 「イデア論者は「イデア」を普遍的なものと同時に個別的なものともしている。 第10章 - 実体どのような意味で「離れて存するもの」とすべきか。諸実体原理どのような意味で普遍的であり、どのような意味で個別的なのか。

※この「第13巻 - 非感覚的実体」の解説は、「形而上学 (アリストテレス)」の解説の一部です。
「第13巻 - 非感覚的実体」を含む「形而上学 (アリストテレス)」の記事については、「形而上学 (アリストテレス)」の概要を参照ください。

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