第12回世界蘭会議(12thWOC)
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「世界らん展日本大賞」の記事における「第12回世界蘭会議(12thWOC)」の解説
世界蘭会議(または 蘭・世界会議、WOC、World Orchid Conference) は国際的で大規模な蘭の祭典であり、園芸植物の展示会としては、フロリアード(オランダ)、チェルシーフラワーショウ(イギリス)と並び称される規模を持つ。 開催国を変えて3年ごとに行われるその形態ゆえに「蘭のオリンピック」とも称され、専門家が学術的な研究発表を行う「会議部門」と、蘭の展示品評を行う「展示部門」の2部門からなる。 第12回は1987年に日本で開催された。会議部門は3月19日〜21日(3日間)東京都新宿区の小田急ホテルセンチュリーハイアットを、展示部門は3月18日〜25日(8日間)神奈川県川崎市の小田急向ヶ丘遊園を会場とし、世界21ヶ国から出品された30,000株の蘭を展示した。展示会場は一般来場者で連日盛況となり、期間中の来場者数は主催者側が当初予想した25万人を大きく上回り40万人に達した。洋蘭と東洋蘭が一堂に会する画期的な展示内容は特に海外からの来賓に強い印象を与えた。こうして第12回世界蘭会議がイベントとして成功を収めた事が世界らん展開催の契機要因のひとつとなった。 現在でも世界蘭会議委員会は世界らん展の重要な後援組織であり、2005年からは「最も優れた蘭の原種」にWOC特別賞が贈られている。 以下に大賞受賞花とその出品者の一覧を記す。 種名個体名交配親出品者(所属) グランドチャンピオン Paph. micranthum 'Kamiyama' 原種 神山 信雄 リザーブチャンピオン (第1席) Den. Hawaiian King 'Giant' Den. Hawaiian Spectacular × Den. Formidible 山本 二郎(山本デンドロビューム園) リザーブチャンピオン (第2席) Phal. Orchid World 'Bonnie Vasquez' Phal. Malibu Imp × Phal. Deventeriana George Vasquez(Zuma Canyon Orchids)
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