第1話「花髑髏」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 14:01 UTC 版)
「探偵・由利麟太郎」の記事における「第1話「花髑髏」」の解説
原作で実父の凶暴性を受け継いでいることが強調されている瑠璃子は、不幸な境遇に抗う人物像に変更されている。 瑠璃子が湯浅に変装して罪をかぶせようとする筋書が無くなっている。 家を飛び出した瑛一は居所を特に定めていない設定とし、瑠璃子が閉じ込められたのを長持から壊れた業務用冷凍庫に変更して、運送先を瑛一宅からリサイクル処理場に変更している。血染めのコートの発見現場も瑛一宅から実家の瑛一の部屋に変更されている。 瑛造と湯浅は超音波でドーパミンとセロトニンの分泌を制御する実験をしており、凶悪犯・八十川で人体実験を行ったが副作用で自殺させてしまっている(原作では病院職員に危害を及ぼすうえ死病に侵されていた八十川を安楽死させている)。 原作で知能障害がある書生・魁太はドラマでは引きこもりのゲーム好きの少年に変更され、瑛造が瑠璃子を犯して産ませた子とし、瑠璃子は自殺を偽装して生き延びさせようとする(原作では自殺に偽装され殺害されている)。 「瑠璃子」の名は瑛造が彼女を引き取るときに「瑠璃色が好き」と答えたことに基づく命名で、母との思い出の色であったと原作にない脚色がなされている。 原作で特に定められていない瑠璃子の職業をイラストレーターに設定し、アトリエに残された彼女の絵画が由利たちに事件解決のヒントを与える。 瑛一は魁太を瑛造の悪行の結果のひとつとして抹殺しようとし、瑠璃子がそれを阻止するため瑛一殺害を図るが未遂に終わる(原作では瑛一が凶暴性を秘めた瑠璃子を殺害したうえ自殺する)。 湯浅は瑠璃子により喘息薬に顔料を混ぜられ、喘息を悪化させられ殺害されている。後日、瑠璃子の絵画に残されたヒントから由利は湯浅が瑠璃子により殺害された核心に近づくが、物証となる喘息薬の遺留品を採取できなかったため、湯浅の殺害に関しては未解決に終わる(原作では事件後まもなく病死しており、過去の悪行に端を発する事態への自責の念に耐えられなかったためと推測されている)。
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