第二部 復讐編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/02 20:15 UTC 版)
マギーがカビに感染して隔離されたものの、キャンプU.G.の目的は遂げられた。聡やサットンらドナーたちはそれぞれ切り刻まれて元の人物に移植された。それらの真相を知る者はジュリアン・レドモンとして表舞台に復帰したミラーだけだった。だが、事態は少しずつ動き出す。サットンからの移植により現役生活を長らえたNBAのスタープレーヤードン・ベラミーだったが現役引退後は家族に対する暴力がゴシップとなるなど常軌を逸した行動が目立つようになる。ジュリアンことミラーと接触したベラミーは自身の意識がサットンであることを打ち明ける。二人は他の仲間たちについても同様かも知れないという推論を立てる。一方、晶は中国を支配する財閥の令嬢李玉鈴となっていた。しかし、晶は晶だった。玉鈴としての彼女に求められていたのは伴侶を選んで次の李家を受け継ぐ跡取りを産むことにあった。だが、婚約者候補に襲われた晶は無残な死体にしてしまう。晶は自分の持つ隠れた残虐性に怯える。そんな中、花婿候補たちが一同に集められる。紆余曲折の末に本人とドナーとが入れ替えられたタイ王室のラシード9世こと碧、英国王室のジュリアン・レドモン王子ことミラー、ドン・ベラミーことサットン、金晳暎(キムソギョン)こと楓、米国下院議員の息子ヒロキ・ラシュトンこと聡、ユーリ・ババーニンこと守、移植者本人たちの意識を乗っ取って一同に会した彼らは世界への復讐を計画する。だが、それぞれが玉鈴こと晶に対する異常な執着心を見せ、思惑が交錯する。その頃、由は昴たち天人と共にあった。
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